こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

ギャラガの偽物達

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敵襲だ!

どこからともなく飛来する××編隊・・・。

立て! 銀河戦士!


↑ これはナムコ社の1981年のアーケードゲーム
ギャラガ』のインストラクションカードに書かれていた文章です。

  ギャラガ:固定画面型のシューティングゲーム
  あるいは、このゲームに出てくる昆虫型の敵キャラの総称。

  アーケードゲーム:ゲームセンターのゲームのこと。

  インストラクションカード:テーブル筐体の画面横に備えつけられた、
  ゲームの説明が書かれた紙。

  テーブル筐体:テーブル型になっている、昔のゲームセンターのゲーム機。

本来ならば、文章の××部分に「ギャラガ」と入るところですが、そこに違う文字が入る、
つまりギャラガをコピーしてタイトルだけを変えたような違法のゲームが、
当時はごく普通に存在していたようなのです。

それらはインストラクションカードの中身はほとんどそのまま。
ゲームのほうも、ひどいものはグラフィックまでもが全て同一。
完全にコピー基板だったのでした。

  コピー基板:他ゲームをコピーした基板のこと。違法。

  基板:ゲーム筐体の中に入った板。家庭用ゲーム機で言うと、ゲームソフトのような存在。

それで、上のドット絵はギャラガ
いつも通り、縮小してあります。

下の3種がいんちきギャラガ達(笑)。
タイトル名を変えただけのグラフィックです。


1『ネブラスビー』
「NEBULOUS BEE」という名前だけは全然違いますが、違うのはそこだけです。

インストラクションカードにプレイヤーの戦闘機「ファイター」は「ロケット」、
2機合体版「デュアルファイター」は「ダブルロケット」という
安易なネーミングに変えられているものの、
ゲーム中では自機の名が紹介されるわけでもないので、
インストラクションカードでしか分からない名称なのでした(笑)。


2『ギャラッグ』
本物のギャラガの表記「GALAGA」を「GALLAG」に変えているだけという、
凄まじいゲーム。GALLAGのロゴが上手く処理されてます(笑)。
これは自機もそのままで「ファイター」。


3『ギャンダ』
ギャラガがギャンダになっているだけ。
これ以上に手間をかけないで作られたゲームはないでしょう(笑)。
注:「GANDA」の表記は推測です。


結論:今回の3種は、現代では間違いなく訴えられるゲームです。
どこからともなく現れる・・・という設定ですが、
権利関係を軽視したどこかの製造所からやって来たのは確かでしょう(笑)。

立ち向かう銀河戦士はファイターかロケットに乗り込む(笑)。

もしネブラスビーとギャラッグとギャンダが一緒に強襲してきたら、見分けがつかない(笑)。


参考資料:『ナムコミュージアムVOL.1超研究』

2009年5月9日 作成