『ホイットギフト』
微量すぎた小さな贈り物。
イギリスのクロイドン・セントラル・モーターカー社で作られた『ホイットギフト』は、
1910年代前半に登場して1年で生産が終わった車です。
ホイットギフト車は、恐らく「ホイット(少量)+ギフト(贈り物)」の造語だと思われます。
8馬力型JAP製エンジンを積んだサイクルカー(簡素で安価な車)でした。
屋根も窓もない本当に簡素で2人乗りの小さな車だったのは、他のサイクルカーも同様。
ホイットギフト車は平凡で、とりあえず作られただけ・・・だったのでしょう。
他と違うのはブランド名だけと言ってしまえそうなのは、あまりにも悲しいですね。
参考資料『ザ・コンプリート・エンサイクロペディア・オブ・モーターカーズ』