10月になってから、『日産 プレサージュ』が
8月に生産中止になっていたことを知りました。
「今のうちに押さえておかねば」ということで、
この前チョロQのプレサージュ(2代目・前期)を買ったのでした。
プレサージュは初代が最新ローバー車のミニバン仕様みたな外見で、
国産ミニバンの中では、当時も現在も最も素晴らしいデザインの車だと私は思っています。
ただ、途中からこの車はおかしな方向に進みます。
まず最初の問題は、
高級な見た目だったにもかかわらず、ブームのせいでルーフレールつけちゃったこと(笑)。
これはひどく似合っていなかったという記憶が残っています。
後期型は顔つきがやや間延びした感じになるものの、あいかわらず良い格好でした。
後部ランプの白色面積が多くなったところは、より見栄えが良くなったので
良かったのではないかと思います。
ですがその頃には、安さを前面に出したような販売戦略が進んでおり、
私はその点を疑問に思っていました。
2代目になると、一転してシンプルすぎる外見に路線変更。
悪くはないのですが、変えすぎな気もしました。
プレサージュは、この頃ぐらいには確か、かなり売れ行きが下降していたと思います。
2代目後期で顔つきをキラキラにしてみましたが、
他の部分がほぼそのままだったため、さほど状況は好転しなかったのでしょう。
後期もそんなに悪くはないデザインでしたが、
売り上げは低く、いずれ消滅するのは避けられなかったのかもしれません。
初代の高級さを引き継いでいれば、例え同じように販売減でも
まだ良かったのではないかと思います。
初代が印象的だったゆえに、生産中止は残念です。
【ついで話】
いわゆるキャラバンの乗用版、『日産 キャラバン・シルクロード』は
2008年11月にラインナップから外されていたようです。
これは8人乗りコーチ(一般的に言うワゴン車)で、
商用のバンよりも豪華な外装を持っていました。