R.A.C.
『RAC』
ダイヤモンドから、再びかつての名前を示すものへ。
1910年代前半のことです。アメリカのダイヤモンド・オートモービル社の
『ダイヤモンド』の後継車として、『RAC』が登場。
これはどうやら、リケッツ・オートモービル・カンパニーの略のようです。
元々の『リケッツ』からダイヤモンドへと名称を変えても、
すぐに再びリケッツを意味するRACへとまたも変更したため、
かなり迷走していた感がうかがえますね。
恐らくRAC車も、リケッツ車やダイヤモンド車とさほど変わらないものだったのでしょう。
登場後翌年にはRAC車も姿を消し、今度は後継車が続くことはありませんでした。
参考資料『ザ・コンプリート・エンサイクロペディア・オブ・モーターカーズ』