こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

もうかなり前の話だけど初代C3消滅

過去の名車の名とそれっぽい外見を使った大衆車が、
シトロエン C3(初代)』が出た頃、2台ありました。

それらは、VWニュービートルBMWミニ。

どちらも好きにはなれませんでしたが、
あえて2CVを名乗らずに2CVらしさを継承した初代C3だけは、すぐに気にいりました。

シトロエン車としては、実にDS以来だったと思います。
グッドデザイン賞を与えるに値するほど、優れたデザインだと感じたのは。

DSと初代C3の間にはZXという私のお気に入りがありますが、
あれは地味すぎてグッドデザイン賞ものとは言えないでしょう。

初代C3は顔つきがややゴツい感じがあるものの、
絶妙な丸っこさ、上がり気味のリア周りが素敵な大衆車でした。
それにカラフルなボディカラーも多く、中でもグリーンメタリックがきれいでしたね。

もはやデザインのみとなってしまって以降のシトロエン車の中では、
デザインという個性を抜群に発揮していた車だったと思います。

しかし個性的でも、完全にデザインの異なる派生車C3プルリエルは、
賞賛出来ないものでした。
プルリエルの良かった点は、チャールストンなるグレードのボディカラー。本当にそれだけ。

C3は途中マイナーチェンジしましたが、デザインは細部が変わったのみでした。
今になって思えば、もう一度マイナーチェンジ、
顔をもっと愛らしくして延命処理をしたほうが良かったのではないでしょうか。

運命の年は2009年。

そこで初代C3は生産中止となり、新型と交代。
それが2010年5月、日本でも導入されたとのこと。

もう去年から新型C3がどんなのなのかは分かってはいたのですが、
日産のADバンがADになってしまったように、恐れていたことが現実となっていた。

・・・つまりは、好きになれなかったということです。

グリル内に入れないダブル・シェブロンに、
三菱車のそれに思える下部の大きなグリル、
リア周りのクドいランプデザイン・・・。

現時点でも、全く理解出来ません。

ついでに『シトロエン DS3』とかいうものもあるようなのですが、
なんでDSなのでしょうか?
はっきり言って、あのかつてのDSとは比べれるようなレベルじゃないでしょうね。

・・・今回は新型日本導入を機に書いたわけですが、
一応は旧型C3生産中止を告げる2009年のニュースです。

初代は良かった・・・ということで、この辺で締めくくります。