スズキの車はKeiとかセルボSRとか、すごく好きなのもある半面、
極端に悪いのもあります。
ワゴンRのデザインは、初代のリアが圧倒的にダメ。
アルトの場合は、現行の8代目が一番ヒドい。
まず、顔について。
アルト標準の目立つ異形ヘッドライトは小振りかつ暗めで、かなり人を選ぶ顔になりましたね。
正面から見てエンブレム右側の、穴が気持ち悪い。
バンだけでも、もっと保守的なスタイリングにすれば良かったのに、
コストダウンか、標準と同一。
兄弟車のキャロルはエンブレムが他車からの流用なのか、顔の割に大きいし内側が黒いしで、
よりヒドくなってる。
アルトのフロントバンパー開口部辺りの造形は、意外と普通。
次、ボンネット。
ヘッドライトが盛り上がっているなら、
普通は名機R34型スカイラインのようにボンネットに凹凸があるべきですが、
アルトは線すらなく、のっぺりとしている。
サイドからの見た目は、Cピラー(後部座席の窓の後ろの柱)が太いかと思うぐらいで、
特に問題はなさそうです。
リアは、リアウィンドウの傾斜は悪くないにしても、
テールランプがバックドアの左右にないため、無駄な空間が広い。
ワゴンR初代よりかはマシな程度。
バンパー部のテールランプの下の凹みは、
ターボRSのパーツを埋め込むために空いているんじゃないかと疑うほど、違和感あり。
どっしりとした印象で、軽快な感じはないので、
バンならいいかもしれませんが、やはり顔の問題で、これならバンでも旧型以前のほうが良い。
2トーン・バックドアは色によっては不自然で、
屋根を2トーンにするのと比べて手抜きな感じがする。
アルト・ターボRSはベースの標準アルトよりかは良いものの、顔の穴のメッキが余計。
もっと変えれば良かったと思う。
車好きがやたらワークス出せ!MT出せ!というから、アルト・ワークスが出るそうですが、
まさか非MTのワークスを買おうとする車好きはいないでしょうw
ワークスも結局はヒドいアルトがベースですが、
フロントエンブレム左にワークスと書かれた装飾みたいなのがついて左右のバランスが良くなり、
他の穴アルトよりかはまだ救われる外見。
でも、過激なKeiワークスに比べると、Keiワークスのほうが魅力的に映ります。
アルト標準よりもセミトールのeKワゴン、
アルト・バンよりもミニカ・バン、
アルト・ターボRSよりもeKスポーツ、
アルト・ワークスよりもeKスポーツ・ロアコンプリートのほうが、
デザインは優れているでしょう。
現行アルトはパッと見では派手な外観ですが、長い目で見れば、
セミトールのeKやミニカのほうが身近な感じで、落ち着いていて、好感が持てます。