今日(もう昨日)は、『デイムラー』の現行モデルを見ました。
あのバンパー開口部が広い、ボンネット横に縦の銀メッキ線が入った新型でございます。
同じく新型になっている『ジャガー XJ』よりも先にも見ることになるとは・・・。
色は赤茶色でした。
あと、現行型『ロールス・ロイス ファントム』も見ました。
すごく大きい車ですねー。
自分はかつての『ロールス・ロイス ファントム』のほうが好きですが、
こちらはまず見かけないでしょう。
で、今回はブログ通算227回記念。
本当は223回記念と
224回記念で連続させようと思ったのですが、
下一ケタの「3」と「4」を足して「7」・・・ということで、
今回は227回記念としてまとめることにしました。
『ローマックス』
クラシックカー調の流れるようなデザイン。
イギリスには、「キットカー」という車があります。
これは、他車(主に大衆車)のエンジンやシャーシなどを用い、
自製のボディをのせた車のことです。
ローマックス社の『ローマックス』もまた、キットカーなのです。
ローマックス車の主力は
スリーホイラー(三輪自動車)の『ローマックス 223』と
4輪の『ローマックス 224』。
他にも上級仕様の『ローマックス ラムダ(3/4輪あり)』などもあるようです。
ローマックス車は、かのフランスの名大衆車『シトロエン 2CV』を元に作られています。
要は「2CVのボディを変えた車」と言えるでしょう。
エンジンは2CVおよびその派生モデル、
あるいは四角い小型車『シトロエン ビザ』の2CVよりも少し強力なエンジンを
搭載することもできるようです。
223と224は、1980年代に登場しました。
その割に、外見は当時の四角い車とは全然異なるクラシックカー風のデザインをしています。
現在も外見はそのままです。
2CVからボディを総取り替えしているので、言うまでもなくデザインは全く異なります。
223と224の外見は、後ろのタイヤが一輪(223)か二輪(224)かの違いしかありません。
背が低い屋根なしの軽量スポーツカーで、ボンネットはとても長く、なめらか。
ウィング(フェンダー)は完全に独立しています。
ヘッドライトは独立式で丸目(変更可)。
グリルは縦長で、下部中央が少し盛り上がっています。
ローマックス車のスタイルは第二次大戦以前の車のようで、なおかつ手作りの車です。
外見は、イギリスの昔から変わらないクラシックカー・デザインの名車『モーガン』と少し似ています。
ですがローマックス車はモーガン車とも戦前車のどれとも明らかに異なる、
特徴的かつすごく雰囲気の良い車です。
2CVもモーガンも、そしてローマックスも、デザインが大昔の車のようでありながら、
その点が素晴らしいというのが共通していますね。
3車はそれぞれの良さを持つ、名車達です。
L O M A X
もし、壊れて二度と動かない2CVがいくつもあったとしたら、
それらの使える部分を集めて、ローマックス車として復活させるのも良いかもしれません。
究極の再利用でしょう。
しかしながら、そうでもなく、普通に動く2CVのボディを捨ててローマックス車に
変身させるもの良いかもしれない。
そんな魅力のあるスタイリングを持つ車ですね。