２００９年１１月２４日、アジラをアギーラに変更。
『シボレー（日本）』
日本のシボレーはコンパクト。
ものすごく有名な自動車のブランドに、『シボレー』があります。
これはアメリカの大衆車ブランドで、『フォード』のライバル。
長い歴史も持っています。
日本でもシボレー車の組み立て工場がかつてはあり（１９２０年代～１９４０年ぐらいまで？）、
またフォード車も当時、日本で組み立てられていました。
そして時は大きく流れ、２０００年代に入って日本専用車の『シボレー（日本）』が登場します。
アメリカのシボレー車の製造元、ＧＭ（ゼネラル・モーターズ）社と（今でも多少）関連のある
スズキ社がシボレー（日本）車を作り始めたのでした。
シボレー（日本）車は、スズキ社の製品『スズキ』をベースにした車です。
スズキ車の販売店およびＧＭシボレー店が取り扱い。
えむだぶりゅー
まず登場したのは、『シボレー ＭＷ』。
これは『スズキ ワゴンＲプラス／ワゴンＲソリオ』に小変更をした車。
形が一緒なので、もちろんＭＷも背が高いコンパクトカーです。
元の形が良いだけに、光り輝くシボレー・エンブレムを中央につけた顔つきは
かっこいいですね。
なお、ワゴンＲプラス（＋他２台）は
軽自動車の『スズキ ワゴンＲ（２代目）』を元にした車。
ついでに言うと、ワゴンＲプラスは『ヴォクスホール アギーラ（初代）』として
イギリスでも売られていました。
また、ワゴンＲプラスの後継車ワゴンＲソリオは現在、単にソリオとして売られています。
くるーず
もう１台のシボレー（日本）車が、『シボレー クルーズ』。
こちらはコンパクトカー『スズキ スイフト（初代）』をベースにしています。
スイフトのほうは、軽自動車の『スズキ Ｋｅｉ（ケイ）』を拡大化したような車。
クルーズは、スイフトとは顔つきが全く異なります。
ヘッドランプの上部が後方へと少し伸びているのが特徴で、
もちろんシボレー・エンブレムも欠かせない特徴です。
ほんわかとしたＫｅｉの外見がほどよく継承された全体的な形は好ましいですね。
このシボレー・ブランドを冠した日本のクルーズは、
オーストラリアでは『ホールデン クルーズ』として販売されていたようです。
にほん の しぼれー
現在は残念なことにクルーズはカタログ落ち（生産中止）し、
残っているシボレー（日本）車はＭＷのみなのですが、
日本のコンパクトカーにシボレーの名前とエンブレムがついているのは新鮮な感じがします。
幸いにも、ＭＷもクルーズもベース車両が良かったお陰で、デザインは良いですし、
ベースよりも、より「きらめいて」見えるかもしれません。
ただし、単にシボレー・エンブレムをつけたスズキ車、
オリジナル性のない安易に作られたシボレー車という言いかたも出来てしまいますね・・・。
この悲しさもまた、良さなのだと私はあえて言いたいです。
