今回のブランド名は、２単語で構成されています。
後ろの単語はこの車にとって重要ですし、
前の一単語のみの名称でのっている資料はないため、２単語で１つの名として扱います。
・・・すみません。以前の同系車の回の時、このことを書きませんでした。
『キャッスル・スリー』
素晴らしきスリーホイラー。
スリーホイラー。それは３輪自動車のことであり、イギリスで相当数が作られ、
今でも『ローマックス』が存在していたりします。
過去の製品で特に有名なのは『モーガン』や『ＢＳＡ』でしょう。
それらに比べれば有名ではないものの、『キャッスル・スリー』も忘れられない車です。
キャッスル・スリー車は「キャッスル・モーター社」によって生み出されました。
モーガン車などと同じく、前２輪、後ろ１輪で、屋根なしの軽量車両。
ブランド名のスリーは、もちろん３輪の意味ですね。
グリルが特徴的で、内側部分がまるで鍵穴のようなカクカクとなっている縦長の形でした。
きゃっする・すりー
非常に優れたデザインのスリーホイラーだったキャッスル・スリー車でしたが、
残念なことに製造期間は１９２０年前後のわずかな間のみでした。
参考資料『ザ・コンプリート・エンサイクロペディア・オブ・モーターカーズ』
