時代は1990年代頃。
今は半ば名称のみを残しているだけと化した感のある『ダイクマ』の、
階段をのぼった先にある最上階には小さめなフロアがあり、
いくつかゲーム筐体が置かれていました。
そのフロアにあるドアから、屋上に出れたのです。
屋上の中央辺りにはビニール屋根があり、その下に
カニを叩くエレメカの『カニカニパニック』や3Dゲームの『ソルバルウ』、
そして『スペースインベーダー』のメダルゲームがあったのでした。
インベーダーのメダルゲームはメダルを入れるとランプが点灯し、
うまく当たりのところでランプを止めたら
メダルが増えて出てくる・・・みたいなものだったと思います。
特筆するべきことは、機械に描かれたインベーダーのイラストが、
PCエンジン版インベーダー『スペースインベーダーズ 復活の日』のものだったのです。
同ゲームは初代インベーダー(本家)およびPCエンジン・オリジナル(分家)があります。
分家はインベーダーPLUS(プラス)という名がついていたと思いますが、
これはグラフィックが
1990年当時風になり(ただし固定画面型シューティングなのは変わらず)、
アイテムが登場するのが特徴でした。
この分家の公式イラストが、メダルゲーム機に描かれていたのです。
後にも先にもそのメダルゲーム機を見たのは、その場所だけで、
恐らく今は撤去されているでしょう。
なお、そのインベーダーのメダルゲームの正式名称は分かりません。