現行コンドルが登場したのは、１９９３年ということで、かなり前なのですよね。
セドリック営業車の次に製造期間が長いような気がします。
当初、コンドルはファインコンドルと名乗っていました。
ファインコンドルは、昭和のトラックですと言われても信じてしまいそうなぐらい、
１９８０年代っぽいデザインです。
１９９０年代、中途半端な丸みを帯びた乗用車が勢ぞろいする中、
ファインコンドルはすごく四角い形をしていました。
その後、ファインコンドルはコンドルと名称を変更し、
何度もマイナーチェンジで顔を変えたため、
今でも見飽きないという、とても素晴らしい車と言えるでしょう。
現行コンドルは、ＵＤと読めないものの秀逸なデザインのＵＤエンブレムが、
黒塗りの逆台形グリルの上部で誇らしく輝いています。
バンパーのランプ周辺の、形状にひと工夫があるデザイン処理も優れていますね。
現行コンドルが長生き出来ているのは、良くも悪くも親会社が放置しているだからでしょう。
メインたる中型が、未だに他社エンジンを積んだままだという点は恐ろしいです。
最大のライバル会社のエンジンを積んでいる例なんて、滅多にないのではないでしょうか？
どうも、製造元は大型のクオンにばかり肩入れしているような気がします。
社名変更でクオンだけはエンブレムが新型になったのに、コンドルはもちろん放置。
今現在、コンドルがＵＤトラックスの名で売られているのかも分かりません。
（なので、今回のブログは日産ディーゼル コンドルとして書いています）
中型コンドルの今後によって、
ＵＤトラックス社の「究極の信頼」は左右されてくるのではないかと思います。
というか、ホームページのバス・ページ（の一部）は工事中でいいから、
せめてコンドルの写真をＵＤトラックス・ブランドに変えて、のせて欲しいです。
それとも、ブランド名変更なしで新型が出てしまうのでしょうか？
もし新型が出ても、現行より素晴らしいデザインで出るとは思えません。
なぜなら、現行コンドルのデザインがすごく良すぎるからです。
・・・デザインが、と言うだけにとどめておきます（苦笑）。
今回の上の写真は、家の資料からかき集めました（笑）。
左が逆台形グリルになる前の、ヘッドライト上部に細い装飾がついているコンドル、
中央が最初に登場したファインコンドル、
右が現行の素敵なコンドルです。
