こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

1920年代はヴィンテージ期

幌つきの車は、今や趣味のために乗る車となってしまいました。
ですが1920年代頃は、逆にほとんどが幌つきの車でした。

イギリスでは、トロージャンのような小型車はもちろん、
ロールス・ロイス等の高級車でも、屋根なしのボディがあったみたいです。

幌には窓がなく、日常で使う実用車は大半がそんなだったため、
雨の日はどうしていたのかが大いに疑問ですね。

その頃、イギリスでは膨大な数の乗用車ブランドが乱立していました。
大半が短命でしたが、それまで長いこと車を作っていたメーカーも、
市場から撤退したところが多かったようです。
一方、モーリスやオースティンは、この時期に大きく躍進していました。

商用車メーカーで高級車を作るところもありましたが、
レイランドやガイがこの辺りまでで乗用車製造を諦めています。
商用車重視のメーカーで1930年代以降も残ったのは、
クロスレー、デイムラーぐらいでしょう。

1930年代の流線形時代は華やかでしたが、1920年代に勝ち残った乗用車ブランドだけが、
1930年代を謳歌していたような感じだと思います。