旧型『日産 セレナ』。特に優れた外見を持つわけではないものの、
平均以上のスタイリングを武器に、最後まで売れ続けました。
旧型前期の標準系の前からの見た目は、近くで見るとあまりに飾り気がないのですが、
遠くから見ると細いグリルと大きめな長方形ヘッドライトを中心に、
バランス良く仕上がって見えますね。
横も後ろの形も、ミニバンの中では良質の部類です。
後期の標準系は、バンパーの形状は良くなりました。
ただし、グリルは前期のほうが上手い感じでした。
それで今回のメインは、後期登場時にラインナップから外されたスポーツ系グレード。
標準系との違いは、エアロパーツ。
すごくではないですが、そこそこスポーティになっています。
顔の印象を大きく変化させているグリルはボディ同色。
下部の左右に５個ずつ四角い穴が開いています。
多分、これはスムージング・グリルと呼ばれるものでしょう。
スポーツ・グレードのセレナが持つ独特の顔が、最近かなり好きになりました。
生産中止後に評価が上がる車は意外と多いです。
