トヨタ社の初の軽自動車が、ひっそりと登場しました。
『トヨタ ピクシス・スペース』という車で、同車の発売時より少し前にマイナーチェンジした、
『ダイハツ ムーヴ・コンテ』と『ダイハツ ムーヴ・コンテ・カスタム』の、
エンブレムが違うだけの仕様となっています。
グリルも同じで、専用カラーもなく、グレード名も同一。ＣＭもやってない。
日産のモコとは力の入れ具合に差があり過ぎです。
今後の軽は、ピクシスの名の下に出していくとか。
にもかかわらず、ネッツ店の専用エンブレムはあるのに、ピクシスにはそれがありません。
もしかしたら、トヨタはピクシスというブランド名で売り出したかったのかもしれませんが、
トヨタの名で出したのには、こんな理由があるのでは、と疑っています。
それは、軽の税金アップ。
軽の自動車税が上がれば、当然コンパクトカーの売り上げが上がります。
トヨタだけ軽がないとなれば、不公平になる・・・。
そのために、トヨタが販売を始めたのではないでしょうか。
要は、とりあえずラインナップに加えるだけ。
だからこそ、元のコンテからなんにも変わっていないような、つまらない車となったのかも。
ネットのホームページを見てみると、どうやらピクシス・スペースのスポーティ版は、
コンテ・カスタムとは違い、独立はしていないで、単にグレードに過ぎない扱いのようですね。
そこも手抜きっぽい印象。
やたら四角いのを強調していたピクシス・スペースのページを見て、
オッティっぽいなと笑ってしまいました。
正直なところ、単にエンブレムが違うだけのピクシス・スペースを買うより、
グリルがきちんとニッサンになっているオッティを買ったほうがはるかに良いです。
欧州系ニッサンの面影があるオッティ標準型に、
やたら渋くてかっこいいオッティ・スポーティグレード。
こちらはすっごく魅力的なんですけどね・・・。
同じ大メーカーでも、やりかたがまるで違うようです。
