(所有者の評価メモより抜粋)
【性能】
普通の軽自動車なのでそれほど期待はしていなかったのですが、
五十馬力の660ccエンジンは思っていた以上に加速してくれます。
坂道ではさすがに厳しくなるものの、頑張って走っている感があるので、不満はないです。
大きな窓を採用しているため、運転しやすい印象があります。
街乗り車両としては、じゅうぶんな性能を持っていると思います。
【内装】
明るい雰囲気で、収納が多めなのが良いです。
室内も結構広めに感じました。
中央のメーターも見やすいです。
ガラスの面積が広く、開放感があります。
【デザイン】
四角いフロント周りは、大きめな五角形ヘッドライトとボディ同色グリル、
カラードバンパーぐらいしかない質素なものです。
グリルのみが特徴のデザインという点が、
グリルだけで判別できた1940年代以前のクラシックカーと重なります。
ヘッドライトの内側も微妙に円形となっていて、
かつては車のヘッドライト全てが円形2灯式だった頃への郷愁もあります。
グリルはかわいらしい印象です。
上下が銀メッキになっているのが良いアクセントになっています。
ボディ側面は、やはり素朴です。
ガラス面積がやや広すぎるのが、デザイン上ではバランスが悪いのですが、
デザイン以外の面で利点があるため、総合的には短所となり得ません。
四角いにもかかわらず、ウィング(英国流に言うフェンダー)が
控えめながらもきちんと出ているのが、やはりクラシックカーを思わせて良いです。
リア周りは、軽の中では最もバランス良く仕上がっています。
左右に縦長の赤いリアコンビランプを配置し、
中央にはボディ同色で目立ちづらいドアハンドルと、光り輝くニッサン・エンブレム。
後部窓も大きく、また四角い形のため、中央の左右の平面はそれほど平坦な空間に思えず、
むしろ余韻に感じられます。
そして、リアバンパー下部の左右に配された横長の反射板がデザインを上手く引き締めています。
このリア周りが、購入を決意した決め手の一つとなりました。
他にも、一番下のグレードなのにミラーやドアハンドルもボディ同色になっているところが注目点。
大衆向けの軽ながらも、さりげない高級感を備えていますね。
他車と違い、助手席ドア側やバックドア側にはコストダウンのためか、
キーシリンダーがついていないものの、
それがデザインをすっきりと見せているのがすごく良いです。
オッティは全体的に四角く仕上げられていて、
地味ながらも良く考えてデザインされた印象があります。
販売が低迷しているようですが、もっと売れてもいい車だと思います。