今回もClassix(クラシックス)のバンのミニカーです。
車種は、オースティン A30・5cwtデリバリー・バン。
このオースティン・バンは、車名がAで始まる当時の車種の一番下の車、
A30セヴンをベースとしたバンです。
顔つきは乗用車と同様で、盾のような当時のオースティン共通グリルを装着。
ボディ前部の丸っこいデザインに対し、後部のボディはA30よりも四角く、
ワゴン車のA30カントリーマンの窓がない仕様となっています。
あと、恐らく換気用のパーツらしきものが屋根にちょこんとついています。
自社の乗用車をベースに作った、オースティン伝統の
ライト・コマーシャル・ヴィークルだという点が気に入っている一台。
個人的には、1クラス上のA40バンのほうが好きなのですが、
そちらはクラシックスでモデル化されていないです。
当時の大手イギリス自動車メーカー、
オースティン、モーリス、フォード、ヴォクスホール、スタンダード、ルーツのバンの中では、
A30バンは比較的当時の車らしいデザインでした。
モーリス・バンは1950年代よりもむしろ1940年代から引き継いだデザインで、
逆にフォード・テームズ・バンは先進的でした。
A30バンの後継車、A35バンはデザインの細かい部分のみが変更になり、
積載量およびエンジンの排気量がアップしました。
・・・中央の写真で一緒にいるのはモーリス 1/4トン・バンです。