最近、自転車の調子が悪いです。
カッタン、カッタンと音がします。
まだ新車に替えて1年も経っていないのに・・・。
嫌な話はやめましょう。良いほうの話を、ご賞味下さい。
今日(と言うよりも昨日)は、パスコのパンを食べました。
『パスコ』
豊富な種類のパン類に冠される、国内でも特に有名なブランド名の一つ。
こんなふうに書くと、ちょっと車のブランド名っぽい(笑)。
今まで、こんなふうに車の紹介をしてきましたからね。
で、食べたのは『レモンクリームパイ』。
レモンなのに酸味よりも甘さが際立っていて、
その甘みが不思議とレモン味。
ほどよい味で、神秘的。
おいしかったです。
今回は、おいしいパンとはほとんど関係のない、ジェンセン系のお話です。
パンとジェンセン。最後の「ン」だけが共通点(笑)。
『ジェンセン・ヒーレー』
二つの名が結びついたスポーツカーで、ヒーレーの名を持つ最後の車。
1970年代に存在した、
クラシックカーと比べれば断然新しい外見を持つスポーツカー、
それが『ジェンセン・ヒーレー』
なのですが、
その名前の由来になっている「二つの名前」は、
どちらも長い歴史を持っているのです。
ジェンセン社:元々はコーチビルダー(ボディ製造者)だった自動車メーカー。
1930年代に登場したスポーツカー『ジェンセン』の製造元。
ヒーレー社:第二次大戦直後の流線的クラシックカー型スポーツカー『ヒーレー』の製造元だった。
ヒーレーの名が結びついた自動車ブランド名としては、『オースティン・ヒーレー』があまりにも有名。
ジェンセン・ヒーレー車は、1970年代当時に併売されていたジェンセン車とは
別物として扱われたジェンセン社の製品のようです。
ジェンセン・ヒーレー車はジェンセン・ヒーレー車それ一つしかなく、
その事実が戦前の自動車的です。
同じボディで屋根つきのワゴン風モデルがありましたが、そちらはジェンセン・ブランドの
『ジェンセン GT』として売られたみたいです。
ジェンセン・ヒーレーは屋根なしスポーツカーで、
ヘッドライトは丸目2灯、グリルはなし。
『日産 フェアレディZ』の初代モデルあるいは
2代目モデルを、ものすごく簡素化したような形をしています。
とにかく平坦で、質素な印象です。
ジェンセンの名を持つ車は、歴史上、いくつかありました。
その最後を飾ったのが、ジェンセン車2種類(『インターセプター』および『GT』)と、
ジェンセン・ヒーレー車1種類。
1970年代後半のジェンセン社の倒産により、
ジェンセン車とともにジェンセン・ヒーレー車は消滅します。
ジェンセン・ヒーレー車が存在していたのは、ほんの数年間のことだったのでした。