暑いですね。
昨日は暑くて眠れませんでした・・・。
日中も暑い・・・。
夏。陽の下で走っていて暑いのは、自転車も幌なし車もおんなじ。
今回は、イギリスの名車のお話です。
『モーガン スリーホイラー』
軽量な3輪スポーツ車の代表格。
前が2輪、後ろが1輪という形を採る、軽量なスポーツカー。
それがモーガン・ブランドのスリーホイラー(3輪自動車)です。
モーガン社の当初の製品は一連のスリーホイラーで、それらは『モーガン スーパースポーツ』など、
エンジンがむき出しになっているものが有名です。
1930年代になるとモーガン社は4輪仕様の車を生み出しますが、スリーホイラーも併売。
その頃のモーガン スリーホイラーの一つ、『モーガン Fシリーズ』は4輪版と同じ、
最上部が丸みを帯びた縦長グリルを装着していました。
1950年代は、3輪車と4輪車の明暗を分けるモーガン社の変革期です。
と言っても、
他の自動車メーカーに比べれば些細(ささい)なことですが。
4輪モーガンのデザインが、当時の車風にヘッドライトが独立式から埋め込み式になったこと。
この時のデザインから今に至るまで、
モーガン社の主力車種『モーガン 4/4(フォー・フォー)』のデザインは変化していません。
そして、かつてはモーガン社の主力でずっと同社を支えてきた3輪モーガンは、
1950年代に消滅してしまったのでした。
モーガン社では今も1930年代とほぼ同じ4輪車「4/4」が作られているほど
伝統を大切にしている、非常に貴重な、素晴らしい自動車メーカーです。
ですが、1950年代に生産中止となってから現在まで、
かつての伝統たるスリーホイラーが復活するような兆(きざ)しは、全くありません。