こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

ランドローバー

ここ最近(でもないですが)で
ブランド名を単体で取り上げたのは
デイ・リーズとかJMBとかミースとか無名なのばかりでしたので、
今回は普通に有名なものを取り上げちゃいます。

・・・なんかランドローバー・ブランドはそろそろフォード・グループから切り離されそうなので、
そうなる前にのせますね。


『ランドローバー』
色々とこなす、万能な車。

『ランドローバー』はかつて、その名の通り、『ローバー社』が生み出し、
所有していたブランドだったのですが、
今のところ(2007年12月19日現在)は
アメリカの『フォード社』がランドローバー・ブランドを所有しています。

第二次大戦後の1940年代後半に、
万能な軍用車ジープ(ウィリス MB、他)』を参考に作られたイギリス版ジープ型車両。

それがランドローバーです。

戦後登場のため、
ランドローバーは軍用というよりも移動用、農耕用、悪路用などの多目的車でした。
もちろん、軍用でも使われます。
ジープ車が完全に乗用に特化したのに対し、
ランドローバー車は今も軍用車として使用されているようです。

初期のランドローバー車(1車種のみ。)は四角いデザインで、
前の中央がくぼんでいて、そこに寄り目の丸型ヘッドライトが入るという、
顔だけは非常に奇妙な車でした。

ですが、他は普通で、しかも高い実力を持つ優れた四輪駆動車でした。

また、ローバー社を大いに支える車でもありました。

この最初のランドローバーは後(のち)に、ヘッドライトがくぼみの外に出ます。
そしてくぼみすらなくなってほぼ平面になったモデルが
『ランドローバー ディフェンダー』として今も生き残っています(日本では現在未輸入)。

当初のランドローバー車は長さ違いで車名が変わり、
『ランドローバー 80』、『ランドローバー 107』などがあるものの、
形は同じなので、単に「ランドローバー」と呼んでも問題ないでしょう。

なお、ランドローバー車にはトラック仕様や軽量版などもありました。

元々ローバー社の製品『ローバー』も中型以上の車だったこともあり、
ランドローバー車もまた、中型以上の大きさの車となっています。
そして現在も大きめな車として保っているのです。
当初は非常に小さかったのにどんどん大きくなったジープ車とは違うのでした。

実用性重視のランドローバーでしたが、
1970年代に入ると豪華な乗用版ランドローバー、『ランドローバー レンジローバー』が
登場しました。
これも大ヒットし、
今もその名を冠した新型車が存在します。

現在ランドローバー車のラインナップは、
1940年代からの基本モデルの進化版『ランドローバー ディフェンダー』と、
『ランドローバー レンジローバー』や
『ランドローバー ディスカバリー3(3代目ディスカバリー)』などの
高級路線の四駆で成り立っています。
どのモデルもデザインは比較的四角いという点が特徴でしょう。
ディフェンダー以外は、高貴な香りもしていますね。

LAND‐ROVER

言うまでもなく、現代のイギリス車のランドローバーは、
世界的に有名な四輪駆動車の一つです。

ただ残念なことに、この車をかつて生み出したローバー社の
高級車ローバーは、正反対の道に行ってしまいました。
それはつまり、ローバー車は過去のものとなった、生産中止になってしまったということです。

ランドローバー車も今後が心配ですが、
ローバー車と同じような運命にはならないでほしいと願います。