暑いですね。
すごく暑い。
その上、色々あって疲れています。
体も痛いです・・・。
まあ、不満はそのぐらいにしましょう。
今、素晴らしき芸術品と言うべき『パズルアリーナ闘神伝』のBGMを聴きながら書いています。
このゲームは曲が抜群に良い!
落ち物パズル系のゲームの中では一番です。
今回は、芸術的な商用車のお話。
『(ジェンセン)JNSN』
その商用車の顔は芸術を彩る。
高級なスポーツカーと知られるイギリス車『ジェンセン』。
製造元のジェンセン社は、商用車も実は作っていました。
1930年代には、ジェンセン商用車の試作車両が作られていたらしいです。
第二次大戦後(1940年代後半)になると、ジェンセン社製の商用車が市場に現れます。
資料では「ジェンセン」の名前で登場するのですが、
実際は『JNSN』のブランド名で売られていたもよう。エンブレムも「JNSN」です。
この名は、ジェンセンのスペル「JENSEN」から間の「E」を2つ取ったものです。
恐らく、「ジェイ・エヌ・エス・エヌ」と呼ばれていたのでしょう。
カタカナで書いたり、発音したりすると、かなり長い名称ですね。
車のほうは、丸目のヘッドライトと縦長のグリルを持つ、
普通の四角めな形のトラックが作られました。
JNSN車は一見、複雑な線が入ったグリルになっているように見えます。
実はこれをよく見ると、
なんとJNSNの文字になっているのです!
長方形の縦長グリルはボディ同色で、
縦長になったJNSNの文字の部分が切り抜かれています。
グリルいっぱいにブランド名が書かれているような車は、
このJNSN車以外には見られないと思います。
J N S N
非常に面白いグリルを持ったJNSN商用車は、
1950年代後半に消滅し、代わりに間にEが2つ入った名称に戻ります。
つまり、ジェンセン。
その最後のジェンセン商用車は『ジェンセン テンポ1500』という、
ドイツの商用車『テンポ 1500』にジェンセン・エンブレムをつけただけの車でした。
参考資料『ザ・コンプリート・ブック・オブ・トラクターズ&トラックス』等