今回も、曖昧なイギリス車ブランド名です。
『ローティス・パーソンズ』
設計図で描かれたパラフィン燃料車。
1900年代後半から1910年代前半まで作られた『ローティス』などで知られる
イギリスのスターミー社では、ある車が作られる予定でした。
それは『ローティス・パーソンズ』という、
ローティスの名、それに同じくスターミー社のかつての製品『パーソンズ』の名が
くっついた車でした。
パーソンズ車は商用車なので、
ローティス・パーソン車は商用でも作られる可能性があったのかもしれません。
ローティス・パーソンズ車は、パラフィン燃料の車として設計されました。
パラフィンとは、ロウソクの原料らしいです。
また、ローティス・パーソンズ車は軽量車だったもよう。
そして、結局は構想が練られただけに過ぎず、
ローティス・パーソンズ車が生産されることはなかったようです。
参考資料『ザ・コンプリート・エンサイクロペディア・オブ・モーターカーズ』