２００１年から２００９年まで作られた、『ジャガー』の一番下の車種『ジャガー Ｘタイプ』。
これ、中身の２０パーセント程度が『フォード（欧州）』の『フォード モンデオ（３代目）』と
同じらしいです。
かつて、ジャガーの前身『ＳＳ』や当初のジャガー車は、
大衆車『スタンダード』をベースとした一大衆車に過ぎませんでした。
高級車の見かけだけを持っていて、それでいて安価だったＳＳ車＆ジャガー車は、
当時の本物のイギリス高級車を大いに苦しめたことでしょう。
性能はともかくとして、とても魅力的な外見だったのですから。
そういう筋から言えば、Ｘタイプは、大衆車ジャガーとしては、
見事にふさわしい車だったのではないかと思います。
大衆車フォードをベースに、高級車のごとく仕上げた・・・と言っても、
あの当時とは違い、しっかりと高級車に成り上がってはいましたが。
Ｘタイプは大型のＸＪを縮小したような形で、
幅も（後年の）ジャガー車にしては広くなく、ちょうどいいぐらいです。
丸みの使い方が非常に素晴らしく、
１９９０年代の角を丸めた程度の悪しきセダン達とは、デザインへの力の入れ具合が違います。
その美しいボディは２種類あって、サルーン（セダン）とエステート・カー（ワゴン）。
どちらも魅力的です。
・・・いや、魅力的だったと言うべきでしょうか。
現在、Ｘタイプは生産中止になっています。
２代目登場の予定はあるようですが、
新型ＸＪ等の方向性がかなり乱れている感じなので、期待は低いです。
・・・Ｘタイプから話がちょっと離れますが、
３代目モンデオって１．８リッターから３．０リッターまで
エンジン・バリエーションがあったらしいですね。
豊富すぎる・・・。
