2009年の軽自動車の総売り上げを見て、信じられなくなりました。
『日産 クリッパー・リオ』が2279台なのは、まあ理解出来るのですよ。
顔はものすごく良いですが、リアは褒められないエクステリア。
古い割に、値段が非常に高く、古いから減税もされない。
カタログが当初から同じで、マイチェンによる外見変化もなし・・・というわけなのですから。
でも、『三菱 eKワゴン/スポーツ』が33735台、
『日産 オッティ』が18106台しか売れていないのは納得出来ないです。
ワゴンRが193430台というのは異様ですが、
某ミ○が95603、某エ○セが34746台も売れているのですから。
某ラ○フだって66089台も売れてるし。
それならeKもオッティも、倍は売れても良いぐらいですよー。
一部のデザインひどいやつよりも売れてないというのは、
やはり基本設計の古さからでしょうか・・・。
ですが、その古さも良いのですけどね。
中身は1998年の車が未だ改良を重ねて新車で頑張っているなんて、素敵じゃないですか。
今のeKもオッティも、デザインはかなり良く、
少なくともリア周りは抜群に優れています。
高級感のあるグリルに、地味ながらも考えられて作られている真面目な外見、
街乗りとしてはじゅうぶんな性能、軽とは思えない室内の広さに品質、豊富なボディカラー。
他にも素晴らしい点はあります。
eKとオッティの場合、下位グレードでもドアハンドルが黒でないところです。
他社の軽セダンは、下位グレードを完全に侮辱しているかのごとく、ドアはバンと同じく黒。
白の下位グレードなんか、バンと見分けがほとんどつかない。
・・・そういえば、逆にeKやオッティの白って見かけないです。
eKとオッティが気に入った当初は、
ドアハンドルが下に手を入れて開く式(フラップ式と言うらしい)なのが嫌でしたが、
最近は、流行の手前へ引っ張る式(グリップ式)でなくても良いかなーと思えるようになりました。
ボディ同色だから、あんまり目立たないので。
eKとオッティは、キーシリンダー(鍵穴)が運転席側にしかないのもグッドですね。
コストダウンのためでしょうが、結果的に助手席側はもちろんリアにもキーシリンダーがなく、
デザイン上はキーシリンダー付きの車両よりもはるかに見栄えが良いのです。
以上のことから、eKとオッティは初代eKの頃のように月1万台ぐらい売れても良い気がします。
動力性能が低い点は、走り重視の車好きじゃなければ気にしないですし、
自分としては性能低いところも気に入っています。
ミニ(もちろんローバーかそれ以前のやつ)みたいに愛らしいのに、あっちよりも頑丈。
2CVやモデルTフォードとか、名車と比較しても見劣りしない車ではないかと思います。
・・・次期モデルは、同じエンジンのまま、eKとトッポを統合して、
背の高い車にするという噂が出回っているようです。
背を高くしたら、機械式駐車場に入るようにした1550ミリの車高を貫いてきた
eKの存在価値がなくなりませんか?
車名を変えるのならそれでもいいのかもしれませんが・・・。
それに、背を高くしたってワゴンRやムー○に勝てるとは到底思えません。
そもそも、現行の最大の問題点、エンジンの古さを改善しないまま、
二度目のフルモデルチェンジをしようとすること自体、不可解です。
エンジンが変えれないのなら、マイチェンで延命した方がいいですよ。
現行はすっごく良い車なのですから。
・・・当初の話からかなり逸れましたが、eKシリーズとオッティはオススメです、
ということが言いたかったのでした。長文おわり。
参考物:社団法人 全国軽自動車連合会のホームページ