ドイツ軍が作ろうとした超重戦車、E-100。
これがプレイステーションの傑作ゲーム、
コンバットチョロQにアリーナでボスタンクとして登場します。
ただ、マウスやコンカラーといったボスタンクがどれも1台ずつしか出ないのに、
なぜかE-100だけは3台も登場するのです。
それに、アリーナ内は視界が悪く、E-100はレーダーにも反応が出ません。
ずっと疑問に思っていたのですが、その謎の答えが、恐らく分かりました。
E-100は戦車好きの皆さんがご存知の通り、
他のEシリーズとは違って車体は完成したものの、最後は処分されてしまいます。
ボロボロの車体でも、現存していればすごく希少価値が
ついていたかと思うと非常に残念です。
それで、E-100の砲塔はマウスと同じ物が載る予定だったものの、
その作業が行われることはありませんでした。
E-100が1台分しか作られなかったのにもかかわらず、ゲームで3台出るのは、
この理由しか考えられません。
E-100は開発中止が決まった後もアドラー社の3人の工員によって細々と作られた。
この3人が、3台出てくる理由ではないでしょうか。
つまり、レーダーに映らないE-100が3台一緒に出てくるのは、
3人の亡霊・・・みたいなものだと思います。
なんだか不謹慎な気がしますが、ゲームを作ったスタッフのこだわりを感じます。
あのゲームで3台もE-100が出てなければ、私も興味を持つことは無かったと思うので、
3台で出てくれて良かった・・・と言い切ります。
・・・余談ですが、PS1のコンバットチョロQに出てきて、
PS2の新コンバットチョロQには出てこない戦車がけっこう多いのですよね。
E-100やルックス、フンメル、アリゲーター、バイソンなど。