クレイトン関連について。
4つの名、全てが使われたようですが、
全部に車両があったか、どの車両にその名が用いられたかは不明な部分が多いです。
Clayton and Shuttleworth:クレイトン・アンド・シャトルワース
会社名そのまま。
ポータブルエンジンやトラクションエンジンは、最後までこの名前だったようです。
Clayton:クレイトン
クレイトン・ワゴン社が登場してからは、スティームワゴンがクレイトンになっているようです。
エンブレムも、単にクレイトン。
トラクションエンジン・ベースのスチームローラーのフロントにも同じエンブレムが入るので、
ローラーも単にクレイトンかもしれないですが、
同じエンブレムがついているだけで、クレイトン・アンド・シャトルワースの可能性もあります。
小型のクローラー・トラクター(キャタピラまたは履帯のトラクター)は、
グリル上部の左にリンカーン、右にイングランド、中央にクレイトンと大きめに書いてあります。
前部に車輪がついた大型のクローラー・トラクターは、
サイドにクレイトンの筆記がある写真を確認。
Babcock and Wilcox:バブコック・アンド・ウィルコックス
アメリカのイギリス子会社のようです。1891年より。
会社名のままの産業機械の製品名。
乗り物は1924年にクレイトンを吸収するまでは存在せず。
トラクションエンジンが現存はしないものの、少量が作られたようで、
この名がついていたかもしれないです。
Babcock:バブコック
少なくとも1930年代ぐらい以降は、製品名が単にバブコックのようです。
会社名は当初のままで、バブコック・アンド・ウィルコックス。
クレイトンの兄弟車で、現存するスチームローラーもクレイトン同様、
エンブレムが単にバブコックのみ。
ローラーは1926年型が5台残っているらしい。