こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

(ハンバー)ロイヤル・ハンバレット

6月13日(金)
洋画『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』を観ました。
もう何度も観ている映画ですが、また観ました。

序盤で『オーバーン』が出ていた・・・と思っていたら、
やっぱりオーバーン スピードスターのようでした。
これはかっこいいアメリカ製スポーツカーです。

で、今回は別に映画関連でもオーバーン車についてでもありません。

分類がすごく曖昧(あいまい)なイギリス車についてです。


『(ハンバー)ロイヤル・ハンバレット』
ハンバレット車の上級版は、その名が上級。

100年も前の車となると、資料そのものも少ないです。
それに当時の車となると、現代のようにきちんと分別されているわけでもありません。

1900年代半ば頃に
ほんの少しだけ現れていたイギリス車『ロイヤル・ハンバレット』は、
曖昧な存在の車でしょう。

この自動車ブランドは「ハンバー社」の製品。
ハンバー社には他にも同時期に『ハンバー』や
その小型版の『ハンバレット』を製造・販売していました。

当時は様々な外見を持つようなラインナップが作れるはずがなく、
「ブランド名=車名」的で、
一つ一つの車名がブランド名として売られていたような状況でした。
(ハンバー車はこれ1種があって、ボディ形状やエンジンといった仕様が異なるような感じ)

ロイヤル・ハンバレット車はその名の通り、ハンバレット車の上級版です。

もしロイヤル・ハンバレット車を現代的に表記するなら「ハンバレット ロイヤル」、
つまりハンバレットがブランド名でロイヤルが車名となるはずでしょう。

明らかにハンバレットの1車種に過ぎないのですが、
「ロイヤル・ハンバレット」として売られていたようなので、
この名で「1つの製品(ブランド)」だったと、
色々考えたのですがそういう結論を自分は下しました。

 ROYAL HUMBERETTE

ロイヤル・ハンバレット車は、初代ハンバレット車の生産・販売中に存在。
初代というのは、のちに復活して2代目が出ているためです。

外見は同じで、2座(2人乗り)の4輪自動車。
エンジンは5馬力型ハンバレット車よりも強力な、6.5馬力エンジンを積んでいたらしいです。
(ロイヤル・ハンバレット車は『ロイヤル・ハンバレット 6.5馬力型』のみ)

ロイヤル・ハンバレット車は
単にハンバレット車よりエンジンが大きいのと、
名前がより豪華な点ぐらいしか違いがありません。

ハンバレット車よりも短命だったロイヤル・ハンバレット車は
ほんの1年の間に存在しただけで、
なおかつハンバレット車のようにその名は復活を遂(と)げることがありませんでした。


1900年半ば頃のハンバー社の製品

メイン:『ハンバー』

小型車の上級版:『ロイヤル・ハンバレット』

小型車:『ハンバレット』


参考資料『ザ・ハンバー』