久し振りに更新します。
今月は更新がすごく遅めになります。
・・・それで、今回も地味なイギリス自動車ブランドです。
『ウィンコー』
1910年代の短命な車の夢。
イギリスの1910年代前半、商用車『LGOC』の設計をしていたブロック氏は、
ストリンガー社にて『ウィンコー』というライトカー(軽量な車)を作り上げました。
ウィンコー車は、当時の弱小なイギリス車としてはめずらしいことに
自社製のエンジンを積んでいたみたいです。
90年以上も前のことなので推測に過ぎないのですが、
自社製のエンジンを積んでいた辺りを考えると、
きっとストリンガー社側は自らの力で満足できるものを作りたかったのでしょう。
しかし夢は破れ、1910年代前半のうちに姿を消しました。
ウィンコー車は、写真を見る限りは
外見が当時のライトカーのように貧弱なものの、
地面に吸いつくような感じがスポーティでかっこいい。
そんなライトカーでした。
なお、ウィンコー車の後継には『ストリンガー・ウィンコー』があります。
参考資料『ザ・コンプリート・エンサイクロペディア・オブ・モーターカーズ』等