今回は半年振りにロシア車!
読み方は推測。
A.M.O.
『アモ』
最初のロシアのトラック。
ロシア最初のトラック専門の自動車ブランド名、それが『アモ』です。
アモとは製造工場の略称で、登場したのは1920年代前半のこと。
イタリアの『フィアット』の1.5トン積みトラックを
ライセンス生産(許可を取って生産すること)した
『アモ F15』がロシア最初のトラックでした。
F15は、簡素なスタイリングのトラックで、車名のFは多分フィアットの略で、
15は積載重量1.5トンを意味するのだと思われます。
あも
1920年代後半には、トラックのシャーシに
屋根なし乗用ボディがのせられたアモ車も多少製造されたようです。
1930年代前半には2.5トン積みの『アモ 2』、
そのすぐ後には改良版の『アモ 3』が誕生しました。
そのさらにすぐ後には工場の略称名がジスと変わり、
工場の略称名だったアモ車は当然『ジス』に改められました。
ジス車は1950年代にやはり工場名変更から『ジル』と名を変え、
現在でもジル車として生産続行中です。
参考資料『ザ・コンプリート・ブック・オブ・トラクターズ&トラックス』等