化け物。
そんな感じがするデザインの車達。
ちょうど１９３０年代の「棺おけ」こと『コード ８１０』や、
華美過ぎる『パナール ディナミク』のような、
やりすぎな車が登場しました。
『日産 ジューク』です。
時は２０１０年代。
技術の進化により、デザインが自由に出来るようになったからか、
最近の車はラインが非常に伸びやかで、ヘッドライトの造形を見ても複雑な感じですよね。
そんな中、登場したジュークは市販車とは思えないほどデザインが個性的です。
コンセプトカーの『日産 カザーナ』から進化したのがジュークで、
同車は新規の小型ＳＵＶ（スポーツ・ユーティリティ・ビークル）として登場しました。
小型と言っても、かなり幅広で、大きく見えます。
かつての『日産 マーチ』でボディが黒、ボンネットが赤という、
ぶっ飛んだ色彩の「ジューク」というグレードがあったと思いますが（うろ覚え）、
今度のジュークもやはりぶっ飛んでいます。
黒塗りグリルの中央にメッキのＶ字、その中に収まるニッサン・エンブレム。
グリルの左右には巨大な円形ヘッドライトライトがついていて、
上部、ボンネットにもランプがついています。
全体のフォルムはウィング（フェンダー）が大きく出ていたりと、かなり大胆な印象。
リア周りもＬ字型のリアコンビランプが特徴的です。
デザインがすごい日産車としては、２代目ムラーノがありますね。
出た当初はなんだこれ・・・と、どちらかと言えば嫌っていたものの、
現在は初代よりも良いのではないかと思えてきました。
最終型サファリと現行パトロールが好きな保守的な自分ですが、
そのうちジュークも見慣れてきたら、
こういうのもありなのかなって思うようになるかもしれません。
で、今回の結論。
ジュークは個性的。
・・・個性的と言えばシトロエンだったのですが、
それはもう何十年も前のことなのだろうかと、ふと思いました。
おわり。
