日本車の場合、
少し前は４年ごとにフルモデルチェンジを行い、新型になるのを繰り返していましたが、
今はモデルチェンジ（新型移行）の期間が５年～、と長くなっているようです。
フルモデルチェンジとは、新型登場時に使う言葉。
フルモデルチェンジするごとに、フルモデルチェンジした車が「新型」と呼ばれ、
それ以前の車は「旧型」と呼ばれます。
フルモデルチェンジをして車は新しくなるわけですが、
基本的に旧型の特徴は残すようにして新しくなります。
イメージを変えるために、サブネーム（車名の後につく車名）をつけたりすることもあり、
サブネームが好評（と判断された）なら、サブネームが車名へと変わることがあります。
例：三菱 シャリオ → シャリオ・グランディス → グランディス
車名が完全に変わった場合は、フルモデルチェンジではなく、後継車として扱われます。
例：日産 リバティ → ラフェスタ
その場合、何代目とは言いません。
車名を引き継いだ車がフルモデルチェンジするたびに何代目の数が更新されます。
何代目というのは、正式には使われず、区別するために使う言葉ですが。
日産例：初代セフィーロ → ２代目セフィーロ → ３代目セフィーロ → 初代ティアナ
生産中止になってから間が空いて新型が出る場合は、
フルモデルチェンジというよりも復活として扱われますね。
例：スズキ セルボ → セルボ・モード → （中断） → セルボ（復活！）
一台、フルモデルチェンジするたびにすごいことになった車を挙げましょう。
『日産 レパード』
【初代】
２ドア車＆４ドア車として登場した高級車。
【２代目】
初代とほぼ同時期に登場した２ドアのみのライバルを叩きのめすために、レパードも２ドアのみとなる。
外見もライバルっぽい感じに。でもこの時が一番輝いていたかも。
【３代目】
車名をレパードＪフェリーに変更。２ドアを廃止し、その代わりに４ドアを復活させた。
完全にアメリカ市場向けデザインで、外見上については２代目との共通点が全く無い。
【４代目】
車名はレパードに戻る。ボディは４ドアのみ。日産社内の同じ高級車グロリアおよびセドリックを
ベースにして作られた。初代レパードと同じなのは車名および高級という位置づけのみ。
当然のことながら、レパードは３代目以降は売り上げは落ち続け、４代目で生産中止となりました。
