木曜日の夕方から深夜にかけての時間は、昔からなんとなく落ち着いた気分になれて好きです。
好きなアニメがやっていた、あるいは、今も好きなアニメがやっている曜日、だからかもしれません。
今回は、分類が微妙なイギリス自動車ブランドについてです。
・・・最近このブログの内容は、
あのシューティングゲームや、ほとんど知られていない車のことばかりですね(苦笑)。
『(ジョエット)ブラッドフォード』
第二次大戦後の、クラシックカー的な商用車。
1940年代後半、『ジョエット社』が第二次大戦後、最初に作った車が『ブラッドフォード』です。
この車は「ジョエット ブラッドフォード」と分類されることもあるのですが、
メーカーとしては別扱いにしていたようなふうで、
ブラッドフォードの名をブランド名として扱っている資料もあるため、
ここではブラッドフォード・ブランドとして扱います。
ブラッドフォード車は、商用バンです。
ですが、乗用のエステートカー(ワゴン車)も作られました。
戦後生まれの新型車にもかかわらず、
ブラッドフォード車はデザインがほとんどクラシックカーでした。
1.独立した円形ヘッドライト。
2.独立したウィング(フェンダー)。
3.縦長のフロント・グリル。
グリルは中央に太い線が入っていて、
中央最上部に
「ブラッドフォード・バイ・ジョエット(ブラッドフォード以外の文字は小さい)」と
書かれたエンブレムが入っているみたいです。
なお、ブラッドフォード車の基本ボディは1種のみ。
商用バン、エステートカーといったバリエーションは、ボディ後方部分が異なるだけです。
形が古風な点こそが、
ブラッドフォード車の最大の特徴だったと言えるでしょう。
ぶ ら っ ど ふ ぉ ー ど
1950年代には、
戦後型デザインの乗用車『ジョエット ジャベリン』および
スポーツカー『ジョエット ジュピター』の2種があった『ジョエット』ブランドとともに、
ブラッドフォード・ブランドは生産中止になります。
なぜなら、製造元のジョエット社が消滅したからでした。
参考資料『A-Zオブ・カーズ・オブ・ザ1945-1970』