こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

ペイズ

『ペイズ』
ありふれた短命な車1920’s。

全く無い状態から「有」を生み出すこと。
製品を完成させるには、様々な部品を用い、
どのようなものを作るのかを考え、常に試行錯誤を繰り返し、
作業をひたすら続けなければならない。
そうして、完成するものが結果を生む。
それが成功するか、失敗するかは、分からない・・・。

イギリス車『ペイズ』は、
コヴェントリー・シンプレックス製の10馬力エンジンを搭載した、
屋根が幌になっているライトカー。
1920年代に入ってから登場しました。

この車は、名高級車『ロールス・ロイス』にそっくりなグリルを装着していました。

今現在ではロールス・ロイス車のグリルに似たものをつけている車はありませんが、
当時はペイズ車のような、ロールス・ロイス的グリルをつけていた車が多数ありました。

ペイズ車は車両価格がそれなりに割高だったようなので、
円形ヘッドライトは恐らく標準装備だったのでしょう。
資料の写真を見る限りでは、グリルのかなり下のほうにつけられていたようです。

 P A Y Z E 

ロールス・ロイス風グリルを装着したというのが特徴という、
かなり情けない車だったペイズ車。

ちゃんと完成されてから市場には出されたものの、すぐに市場から姿を消してしまいました。


参考資料『ザ・コンプリート・エンサイクロペディア・オブ・モーターカーズ』