こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

ローティス

確実に存在していたイギリスの自動車ブランド名を書くのは
久し振りかもしれません。


『ローティス』
このグリルなし車両は、ロンドンタクシーとしても使われた。

1900年代後半、スターミー社で新しい車が作られます。
その名は、『ローティス』。

スターミー社は以前、乗用車『ブリティッシュ・ドゥーリエ』および
ライトデリバリー・バンの『パーソンズ』を製造していました(それらが
『スターミー』と呼ばれることがあるようです)。

ローティス車は当初、10/12馬力型あるいは12/18馬力型のライレー製エンジンを
シート下に搭載していましたが、のちにボンネットの下に移します。

グリルはなく、有名な昔の『ルノー』のような、なめらかな顔つきの車でした。
なお、ローティス車はロンドンを走り回るタクシーとしても使用されました。

1910年代に入って、ローティス車のエンジンはホワイト&ポップ製に変更。
以前よりも馬力は強くなり、
18/21馬力型、20/24馬力型、25/32馬力型の3種となりました。

その後、1910年代前半、ローティス車は製造中止。
ローティス車は結局のところ、イギリス自動車産業初期の域を出なかった車でした。


参考資料『ザ・コンプリート・エンサイクロペディア・オブ・モーターカーズ』