『シボレー MW』が生産中止らしいです。新聞で、今更知りました。
新聞には、「8月に終了していたことが分かった」みたいな文章で書かれていました。
「~していたことが分かった」とかいう言い回しが面白い(笑)。
MWは『スズキ ソリオ』をベースとした、拡大版2代目ワゴンRのシボレー仕様です。
中身がスズキ社製の日本シボレーは、
一時期『シボレー クルーズ』とともに二大ラインナップを形成していましたが、
クルーズはけっこう前に消え、そして今回、MWも消滅。
奇しくも、日本シボレーは両方とも軽の拡大版がベースでしたね(クルーズは初代スイフト)。
MWがいなくなったことにより、日本製のシボレーは再び消滅しました。
・・・再び?
そう、再びです。
日本国では戦前、『フォード』とともに『シボレー』が国内生産されていたのでした。
(ただし、部品は輸入で、日本で組み立てる形の生産)
もちろん、MWやクルーズはあの頃とは全くの別物ですが、
日本で作られてシボレーの名前を冠する点は同じです。
MWは登場してからけっこう経っていて、フルモデルチェンジもありませんでした。
やはり親会社(スズキ社)の都合で要らないと判断したのでしょう。
GMから離れた後も作っていたのに、今回の製造中止ですから。
スズキの2010年の車の中では、一番好きな普通乗用車だっただけに、残念です。
ほとんどソリオなのに、グリル内で輝くシボレー・エンブレムが際立つ、とても素敵な車でした。