一応、リベルタニュースで取り扱います。
夏に一部改良を受けた、日産社の『日産 オッティ』。
改良はECOインジケーターだけみたいですが、それに伴って残念なことが色々ありました。
まず、ホームページ。他の新車のような新しいメニュー画面となったのです。
ただ、以前のようにデータが重い点は変わらず、見る時には読み込みが長めで、快適に思えません。
さらには、装備表がPDF形式になり、使い勝手は悪化した気がします。
オッティ自体は、スポーティグレードが大幅に整理されてしまいました。
オッティは標準系が『三菱 eKワゴン』、スポーティ系が『三菱 eKスポーツ』を
ベースとしています。
スポーティ系はR系とも呼べるグレード体制ではあるのですが、
公式には初代・2代目ともに「スポーティグレード」と称されています。
以前はターボエンジン搭載のRXなどがありましたが、
一部改良を機にノーマルエンジンのRSのみとなりました。片側スライドドア仕様は全滅。
つまり、スポーティグレードは外見だけで中身が標準と一緒となったのです。
なんだか寂しい・・・。
ただし、特別な仕様のライダー系では、まだターボエンジンが用意されています。
標準グレードは、売れ筋グレードのEに大きな変化がありました。
廉価版のSは3速オートマあるいは5速マニュアル、Eは4速オートマ搭載という点が最大の違いで、
以前は外見の変化もありました。
それは、Eがアルミホイールを装着していた点です。
初代のEグレードからの伝統だったアルミホイールは、一部改良でSと同じホイールカバーとなり、
外見上の区別がなくなりました。これにより、SとEの価格差がかなり近くなりました。
どうりでEグレードの値段が以前より安くなったわけです。
こうなると、3速オートマのSを買う人が減るような気がします。
Sの3速オートマ仕様は、悪しきエコカー減税を受けれないようですし。
大幅縮小により、売り上げはますます低くなるでしょう。
好調でちょっとキャラがかぶるルークスが存在しますし、
来年にはモコのフルモデルチェンジもあるみたいですしね。
・・・批判ばかりになってしまいましたが、オッティそのものはすごく良い車です。
このブログでは、国産の普通乗用車の中ではeKワゴンとともに断トツでオススメ。
横の見た目は普通、顔は情けないけど割とかわいい、そしてリア周りの整い具合は素晴らしい。
本当に普通の車ではありますが、普遍的な外見はモデルTフォードとも多少は通じるところがあり。
基本設計が古い?
車好きはみんな古い車に憧れるものです。
それに、基本性能が古くても頑張っているところに惹かれます。
中身が三菱自動車製だと不安?
いやいや、むしろ自分は中身がエテルナ・サバやジープやヘンリーJ(出た!)の三菱だからこそ、
好きなのです。ニッサンとミツビシが好きな自分にとって、
三菱車ベースの日産車というのは、最強の組み合わせです。
OEM車(他社の車を自社ブランドにして売っている車)だからダメ?
100年ほど昔のオースティン社も同じことしていました。なので、不満な点にはなりません。
むしろOEMだからこそ、地味な車が好きな自分にとって、オッティは最高なのです。
グリルが違うだけなんて、戦後のウーズレー&ライレーみたいですよね。
でもそれだけの違いで、きちんと日産車っぽく見えるところが素敵すぎます。
・・・なんか異様に長くなりました。
どうでもいいニュースにここまでおつき合い頂き、ありがとうございました。