今回は2代目『日産 オッティ』の後期型で、スポーツ系のグレードです。
左上と右上と左下は、スポーティグレードと称される、『三菱 eKスポーツ』の日産版。
ベースの三菱版は標準が『三菱 eKワゴン』と車名が異なるのに対し、
日産版は標準、スポーツ系ともにオッティとなっています。
後期型の「オッティ・スポーティグレード」は、
標準50馬力型とターボ64馬力型の2種類が存在。
また、スライドドア仕様も用意されていましたが、
現在ターボエンジンやスライドドアはカタログ落ちでなくなってしまい、
ラインナップは標準ドアの標準エンジンだけ。性能は標準系グレードとほとんど変わりません。
ちなみに、スポーティグレードのグレード名は「RS」。
同名のグレード名は、eKスポーツではターボ・エンジンとなります。
それはターボ車の「R」にスライドドアを意味する「S」がくっついたグレードだからです。
後期の外見は、前期ではボディ同色だった専用グリルが黒塗りに変更。
eKスポーツと同じように、バンパー開口部の左右に装飾がつきました。
オッティ・スポーティグレードとeKスポーツの違いは、グリルと車名だけです。
右下は、日産版にしかない仕様、「オッティ・ライダー」。
日産車の各種ライダーとデザインを共通化させています。
グリルとバンパー開口部に横線のメッキがたくさん入る顔つきとなり、
他のオッティとは明らかに雰囲気が違います。
それと、オッティにはライダーのみ、ターボエンジンを搭載されます。
ライダー系のラインナップは現在スライドドア仕様が落とされてしまってはいますが、
ターボエンジンの他に、標準エンジンも選択出来ます。
なお、前期型との違いはサイドウィンカーです。
前期のオレンジに対し、後期はクリアとなっています。
スポーティグレード、ライダーともに路上ではあまり見かけないですが、
だからこそ、見かけると嬉しくなります。
どちらもスポーティでかっこいいです。
参考資料:日産オッティのカタログ