今日(というか昨日)はめずらしいことに、
eKスポーツとオッティ・スポーティグレードの現行を両方見ました。
イケスポはグレーで、オティスポは確か白でした。
この2台、グリルしか違わない程度の外見が良いのです。
デザインが良いから、その程度の差異で構いません。
2台の関係をイギリス車で例えると、BMC時代のモーリスとオースティン、
あるいはウーズレーとライレー、
またあるいはオースティン・ヒーレーのスプライトとMGのミジェット、みたいな感じ。
それにしても、大衆車ブランドを2つも同時に販売していたのはBMCぐらいでしたね。
ルーツだとヒルマン、サンビーム、シンガー、ハンバーと、
上位下位の関係があって、同列じゃなかったはず。
モーリスとオースティン、それぞれに顧客がいるからって理由なのか、
結局BMCは最後まで両方を用意していました。優しすぎるw
BMCがBLになって以降は、乗用車は兄弟車関係じゃなくなりました。
ただ、一部車種ではまだその関係はありましたし、
オースティンのメトロは乗用でモーリスのメトロはバンといった使い分けもありました。
それでeKスポーツとオッティ・スポーティグレードですが、
なくなるのがもったいないぐらいにかっこいい。
モーリス・ミニ・クーパーとオースティン・ミニ・クーパーも確かに魅力的ではありますが、
eKスポーツとオッティ・スポーティグレードはそれらの魅力に劣っていないです。
むしろ、eKスポーツとオッティ・スポーティグレードのほうが、
日本で乗る分には色々な面で都合が良いですし、かっこいいと思います。
eKスポーツとオッティ・スポーティグレードは、
サンビーム・タルボットあるいは初代サンビーム・アルパインみたいなんですよね。
渋くてかっこいいのに、現代社会ではまるで注目されていないところがw
かっこいいけど性能はどうでもいい(?)ヒルマンのエアロ・ミンクスや、
かっこいいけど重かった、モーリス帝国に入る直前のライレーも仲間でしょうかw
性能はNAエンジンありだし、軽自動車というカテゴリーの車なのに重いし。
やっぱり、eKスポーツとオッティ・スポーティグレードはなくなるのがもったいないです。
金型や諸権利をもらって生産し、イギリスで売りたいなーって思うぐらいにw
50馬力型ミツビシ、50馬力型ニッサン。
・・・なんか大昔の車っぽいw
時代遅れで質素でも、あの四角い形は大変素晴らしい。
eKスポーツとオッティ・スポーティグレード、なくなる前にどんどん売れてほしいです。