こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

シルバーのクリッパー・リオ

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昔の車の顔つきは、今よりもグリルの装飾メッキの使いかたが上手だったようにも思います。

今回の車、『日産 クリッパー・リオ』は、
現代の車の中では特にグリルの使いかたが上手い車でしょう。

リオは、『三菱 タウンボックス』とほとんど変わらない軽乗用車。
『日産 オッティ』や『三菱 eKワゴン』と同じ3G83型エンジンを搭載しています。
商用版が『日産 クリッパー・バン』および『日産 クリッパー・トラック』で、
リオはバンの上級仕様みたいなスタイルで、外見上の違いは細部のみです。

車名の由来は、かつての普通トラック『プリンス クリッパー』から。
また、サブネームのリオは、
恐らく初代『日産 セレナ』のグレード名「FXリオ」から来ているかと思われます。
ちなみに関連はありませんが、『ローバー メトロ』にもリオというグレードがありました。

クリッパー・リオは登場して以来、外見変更はありません。
ボディカラーの追加は何度もありました。
ミディアムブルー、ドーンシルバー、レッドが今では廃止になっているのが残念ではあります。
写真のシルバーは、発売当初から存在します。

直線基調のスタイリング、
Aピラー(フロントウィンドウ左右の柱)のブラックアウト(黒塗り)、
それにメッキのグリルが素晴らしく、
日本の現行車ではフロント周りが最も整っていると思っています。

商用車とさほど変わらないデザインですが、
『レイランド』や『AEC』、『アルビオン』といった商用車好きにはたまらない車です。

価格が軽自動車なのに『三菱 ミニカ・バン』の約2倍以上するという価格設定のためか、
現在では全然売れていない状態で、いつ生産中止になってもおかしくはありません。
しかしながら、時折道で見かけることが出来るのは、嬉しい限りです。


参考資料:日産クリッパーリオのカタログ。