こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

スモール・フォード8hp

今回は『フォード(イギリス)』の8馬力型スモール・モデルの特集。

『フォード モデルY』ショートラッド 1932-33
最初のイギリス・フォード独自モデル。工場製はチュードア・サルーン(Tudor)と
フォードア・サルーン(Fordor)がありました。
ボディ形状の名称はフォード独自のもので、フォードと掛けてあります。
チュードアは2ドアという意味。
コーチブルダーによるトゥアラーも存在。また、商用バンは『フォード 5cwt』Y型。

『フォード モデルY』ロングラッド 1933-37
ショートラッドよりもグリルが縦長で、
中央が下部へと折れ曲がったフロントバンパーを装着しています。
1935年から、ポピュラーという廉価版グレードも登場したようです。
商用はロングラッド・ベースに切り替えられ、
『フォードソン タグ』というオート3輪仕様が1935年から37年まで作られました。

『フォード エイト』7Y型 1937-39
2ドアのみとなり、グレードはスタンダード及びデラックスに。バンも存在。
縦長グリルを持ち、ボディは4ドア版の上級車『フォード テン』と共用。

『フォード アングリア』E04A型 1939-48
エイトのマイナーチェンジ版で、車名は有名なアングリアとなります。
流線的だったエイトに比べ、平坦になった縦長グリルを採用。
バンは戦後に登場し、名称は『フォードソン 5cwt』E04C型。
(↑注:フォードソン・テームズの可能性も)

『フォード アングリア』E494A型 1948-53
グリルは縦に二本が並ぶようになりました。ボンネットサイドにアングリアのエンブレム。
バンは『フォードソン・テームズ 5cwt』E494C型。
(↑注:カタログではテームズ、エンブレム上はフォード、
別の本の時代区別ではフォードソン・テームズなので、はっきりとは分からない)

『フォード ポピュラー』100E型 1953-59
アングリアがフルモデルチェンジしたため、廉価版として旧ボディがポピュラーを名乗ることに。
円形ヘッドライトが小さくなり、サイドのアングリア・エンブレムが消滅。


参考資料:スモール・フォーズ