案の定、今日も残業でした。
今後も、残業はきっと続くのでしょう。
こんな見通しが確実なのは、悲しい・・・。
で、残業。
残り。
残っているイギリス車は『デイムラー』とか。
残業を「チョロQワンダフォーのレースでリタイヤした時のレッカー車のセリフ(長っ!)」風に
表現すると、
残業したか・・・。しかたがないよな。(笑)
今回は、今年(2007年)に閉鎖されるとの噂があるプジョー社のイギリス工場の、
かつての所有者である自動車メーカーが製造していたブランドの一つ、
『ヒルマン』の上級車種のお話です。
『ヒルマン スーパー・ミンクス』
大きくなった特別なミンクス。
『ミンクス』。この車は、主に『ヒルマン』のブランド名を冠した
イギリス自動車史を代表する大衆車の一つです。
ただ、現在は存在しません。
『ヒルマン ミンクス』の拡大バージョンとして登場したのが、
上級版『ヒルマン スーパー・ミンクス』です。
1960年代に存在した中型車で、全体的な形は特に特徴のない4ドア・サルーン(セダン)。
角がまだ少し丸めな1960年代の箱形サルーンそのものです。
顔つきは元のヒルマン ミンクスのまま改良したような感じで、
両端がボンネットよりも盛り上がっています。
普通のミンクスには、盛り上がったところにヘッドライトが入っているのですが、
スーパー・ミンクスの場合は半円のライトの下に丸目2灯ヘッドライト。
つまり、普通のミンクスよりもヘッドライト位置がライト半円分だけ下になっています。
丸目ヘッドライトに半円ライトが眉毛のようにのっているところが特徴的ですね。
グリルは全体的な形同様、特徴がなく、ヘッドライトとヘッドライトの間を横線が占めるというもの。
グリル中央にはエンブレムが入っています。
1960年代の途中にはミンクスの新しい上級版『ヒルマン ハンター』が登場し、
スーパー・ミンクスは入れ替わりで消滅します。
というわけで、実はスーパー・ミンクスはそれほど長くは作られていませんでした。
スーパーと名がつくことで、普通のとは違うことが容易に分かりますね。
そういえば、スーパーの名がつく車名というのはけっこう少なめな気がします。
有名な車ですぐ思いつくのは、
超軽量スポーツカーの『ロータス スーパーセブン』&『ケーターハム スーパーセブン』、
大型トラック『三菱ふそう スーパーグレート』ぐらいでしょうか。
まあ、それらもスーパーな気がします。