こまかい後悔日記

主に車、WoT、アニメなどのことを書くブログです。

ローバー 75

今日(昨日)はQQQロールが1コなかったがために、
30分以上もの時間を無駄に費やしました。

これなら残業やってたほうがよっぽどいい(怒+泣)。

本当にヒドい一日でした。
8月の始まりがこれでは、これからもろくなことがないでしょう。

本当はこんな気分の時に記念なんかやりたくはないのですが、
前々からやると決めていましたので、決行しますね。


今回はブログ通算75回記念として・・・って、ずいぶん半端な記念回数。
でも、この車を扱うのにはふさわしいのですよ~。

75の名を持つイギリス車のお話です。


『ローバー 75』
最後のローバー車の最高級版に冠された数字名。

高級な中型車。
ローバー車のイメージは、普通は全時代を通して、それ「そのもの」なのですが、

ローバー車製作の自動車メーカー『ローバー社』の都合(主に合併)で
ローバーのエンブレムが入った小型大衆車『ローバー ミニ』が登場したり、

小型大衆車なのにローバー・グリルを持った
『ローバー 100シリーズ』や
『ローバー シティローバー』が存在したり、

あるいは四輪駆動車でブランド名にローバーの名が入った『ランドローバー』があったり。

「ローバー=ミニ」と思う人も多いのではないでしょうか?
それも日本では正しいと言えてしまうほど、ローバー ミニは有名ですね。

しかしながら、ローバー名を冠した高級中型車も忘れることはできないでしょう。

『ローバー 75』は、第二次大戦後にローバー車の車名として使われました。
他にも、エンジン排気量の異なる、別数字名を持った同じ外見の車がありました。
それらも75も、四角いグリルを持った重々しい感じの車でした。

時は大きく過ぎ、近年の1990年代後半、75の名は再使用されました。
そのローバー車『ローバー 75』はその時の最も大きなモデル。

ローバーらしい、ゆったりとした風格のある車で、
ボディ形状は4ドア・サルーンとトゥアラー(ステーションワゴン)の2種類。
ヘッドライトは丸目4灯でした。
グリルは丸みを帯びた二分割・銀メッキの伝統的ローバー・グリル。

この新型『ローバー 75』。
2000年代には顔を変えます(それによって、マイナーチェンジ後モデルに)。

どっしりとした感のあるローバー車らしさは、マイナーチェンジ前よりも薄まりました。
ですが、

ものすごく鋭く、

格好良くなりました。

ローバー 75の後期型は、
2000年代の自動車デザインの代表にしてもいいほどに優れた顔つき。

ヘッドライトは丸目4灯がそのまま2灯式になったような感じ。
ローバー・グリルは直角的に変わり、印象ががらりと変わったのです。

また、ローバー製の75よりも下のモデルも同じ頃に同じような顔つきの変更を受け、
どれも鋭い先進的な形になりました。

ローバー車の良さと自動車としての外見の良さが上手く溶け合い、
最高に素晴らしい外観の高級車になれたのですが、

最後のローバー系自動車メーカーの『MGローバー社』倒産により、

MGローバー社によって生産されていたスタイルの良いローバー 75後期型は、

短期間で生産中止になりました。

75だけでなく、どれも2000年代に新しくなったばかりだった
他のローバー車ラインナップも全滅したのは言うまでもありません。