本日二度目の記事!
前回のブロック崩しとは全くと言ってもいいほど関係ないです(焦)。
このブログは幅広いブログなのです(笑)。
『マーシャル』
ごく初期のイギリス車は、その初期の間に消えた。
ガソリン式自動車が誕生したのは、1880年代。
1900年以前(1880年代~1890年代)の期間のものは、
本当にごく初期のガソリン式自動車です。
ドイツやフランスでガソリン式自動車は誕生し、発展していきました。
イギリスはそれより少し遅れ、1900年代頃にガソリン式自動車は色々と出てきます。
『ローバー』や『オースティン』、『ヴォクスホール』や『タルボット』など。
ただし、1900年以前にガソリン式自動車がなかったわけではありません。
マーシャル社の『マーシャル』は、1890年代に現れていました。
しかしながら、これはフランスの『ユアテュ』を元にしたガソリン式自動車で、
なおかつユアテュ車はドイツの『ベンツ』をコピーした車だと言われています。
やはりイギリスはガソリン式自動車に関しては少し後発だったのが分かります。
マーシャル車は本当に初期のガソリン式自動車で、
座席とそれを取り囲む4輪、そしてガソリン式エンジンがついただけのような、
簡素に見える乗り物だったようです。
1900年代に入ると、マーシャル車には新型が出ます。
それは『マーシャル ベルサイズ』。
恐らく、マーシャルが自動車ブランド名でベルサイズがモデル名。
のちにマーシャルの名が消え、ベルサイズがブランド名になります。
合わせて、会社名もベルサイズ社に。
つまり、マーシャルの名前は本当にイギリス自動車誕生期だけに使われたのでした。
なお、後継のベルサイズ車は1920年代まで生き残っています。
参考資料『ザ・コンプリート・エンサイクロペディア・オブ・モーターカーズ』等