今回はゲームボーイ用ゲームソフト『ファイナルリバース』のストーリーについてです。
参考資料は取扱説明書。
F R
STORY(ストーリー)
宇宙暦7770.
銀河系宇宙基地に異星人が強襲して来た。
選ばれし戦士達は、5機の戦闘機に乗り込み、迎撃を開始した時、
突如宇宙空間が歪み敵も味方も巻き込まれてしまった。
この亜空間からの脱出方法は、敵5機を1機だけで撃破し、
残り4機のエネルギーを集中させ合体変形し、
超高速で亜空間を飛び出すしか方法がないのである。
完全な勝利こそが、ここからの脱出方法なのだ。
いそげ!戦士達。
エネルギーが無くなる前に・・・。
F R
え(・□・)?
・・・これ、本当にゲームの製作者が考えたのでしょうか?
全く違いませんか?
宇宙暦7770・・・。
ずいぶん適当な気がしますね(笑)。
異星人が強襲して来たとありますが、何故かその異星人は異星人のくせに(?)、
味方(プレイヤー)と全く同じ戦闘機を用いているという不都合。
あの予選とか決勝とか書いてあるフィールドが亜空間?
すっごい亜空間です(笑)。
ストーリーには超高速で亜空間を飛び出す・・・と書かれています。
このゲームをクリアしましたが、その合体変形の戦闘機のスピード感は無いに等しく、
思いっきり打ち上げロケット並の低速でしたよ?
完全な勝利こそがここからの脱出方法なのだ、とか言い切ってますが、
完全な勝利をしなくても、
(↑ 1~4台やられた後で勝利)
エンディング(スタッフロール)は始まります。
しかも、こちらのエンディングは脱出出来ない状況に追い込まれたはずなのに、
のん気に花火なんか打ち上げてますし・・・。
このゲームのストーリーを知らないでプレイする人は、
「どこかで5対5のトーナメント戦をやっている」
というストーリーしか思い浮かばないでしょう。
あと、ついでに一言。
パッケージやタイトル画面、エンディングなどに
「選ばれし戦士達」の絵なりグラフィックなりが出て来なくて本当に良かったです。
もしそんな連中が出ていたら、それだけでクソゲー(ひどいゲームのこと)行きです(笑)。
ちっちゃい自機がけなげに戦うところがいいのですよ~、このゲームは。
それだけで十分。
余計な夢のない設定はいらないです。