7月3日土曜日の帰りのこと。
いつも帰り道の途中で裏道というか抜け道っぽいところを通るのですが、
その道を『日産 ADバン(後期型)』のシルバーが通って行きました。
素直で上品なデザインが素晴らしいADバンですが、今回はそこに注目するわけではありません。
ADバンが、裏道をゆっくり走っていたのが、あまりにも印象に残ったのです。
その時は夜であり、さらには雨が降っていたからかもしれません。
あるいは、慣れていない道だったから・・・だったのかも。
・・・理由はどうあれ、見たものを真実とすることにしましょう。
普段だったら、その道が裏道だからか、
通っていく車の半数ぐらいは、かなり危ないスピードに上げて走っていきます。
本来はスピードを落とさなきゃいけない道路だというのに。
車は確かに、早く移動するために改良、進化を遂げてきた乗り物ですが、
飛ばすために性能がアップしてきたわけではないのです。
そんなことをここで書くぐらい、馬鹿げたドライバーが多い。
でも、だからこそ、この日のADバンがより引き立っているのかもしれない。
速度が遅いのに、速い車よりも数倍かっこ良かった。
自分は馬車とかヴィンテージ・カーと呼ばれる1920年代の車、
あるいはそれ以前の1910年代の車が好きなのですが、
そんな大昔の車がトコトコと走っていく後ろ姿、それをADバンと重ね合わして眺めていました。
別に遅いことが正しいと言うわけではないのですが、
速度を落とすべきところではきちんと落とすべきだと思うのです。