これまで、旧型に相当する『日産 ADバン』と比べ、
あまり良いことをブログで書いてこなかった『日産 AD』。
今回は、ADのデザインについて細かく書くことにします。
まず、全体的なデザイン。
ADバンのようなスタイリッシュさはないです。
ただし、デザインを抜きにして商用バンとして評価すれば、
荷物はADバンよりも多く積み込めそうな形ですね。
屋根が波打って荷室が下がって見える分を差し引いても、ADのほうが積載性が良さそう。
黒バンパーは、デザイン自体は良いものの、サイドの斜めの切れ込みが良くない。
『日産 ウイングロード』をベースに作られているから仕方がないのかもしれませんが、
この部分が目立ってしまっているため、商用バン化する際になんとかして欲しかったです。
黒いグリルは中央を浮き上がらせて、そこに日産エンブレムを入れています。
グリルは黒一色なので、段差はないほうが良かったですね。
また、黒一色グリルであるからこそ、
ボンネット中央の二本のラインがあまり効果を発揮していません。
ブラックアウトされて内側が丸目になっているL字ヘッドライトも、
クリア感のあるウイングロードよりも見栄えが良くないです。
後ろ姿は、リアコンビランプ内側のバックドアにかかる部分を、コストダウンのため削除。
ADバンみたいに、そこにバックライト&車名ステッカーを入れれば良かったのに、
ADはそこより下部に入れているため、
元のウイングロードよりもさらにどっしりとして見えるのもマイナスポイント。
横の窓周辺は、フロントウィンドウ左右の柱を除いて
全てブラックアウトしているウイングロードに対し、
ADはドアの部分の柱がボディ同色。リアウィンドウ左右の柱だけはブラックアウト。
そこはちょっと個性的です。
最も多い白のボディに対して黒のドアハンドルもマイナスなのですが、
これはどの商用車もほとんどそうなので、そこはこの車だけではないと注記。
・・・とまあ、マイナスな部分ばかりになってしまいましたが、
前方やや斜めから見ると迫力があり、商用車ではあまり見られない凄味を感じます。
そこだけは、良いのではないかと思います。
結局、あまり褒めれませんでした(寂)。